霖雨の森にて、

独り言を、

余裕

 

私の弱点は余裕だ。

余裕がなければないほどダメな人間になる。

いや、余裕が無いのにダメじゃない人間なんてなかなかいないのだろうと思う。

要は仕事のできる人は余裕を上手くコントロールしているのだと思う。

 

しかし、私の場合余裕が無いという判定になるのが早い。

すぐ『余裕が無い』になってしまうのだ。

 

予想だが、これは私のマイペースさから由来するものだと思われる。

私のマイペースはスローペースだと自分では思っているが、周りから言われることをまとめると時に早かったり時に遅かったり本当にバラバラなマイペースだと推測される。

しかし、この早い時というのはきっと余裕が無い可能性がある。

というのも、私が余裕が無い状態になると妙に焦ってしまったり、いてもたってもいられなくなったり、周りが見えず自分の考えていることだけを突き進もうとしてしまうところがある。

そういう時にスピーディーな印象を与えているかもしれないのだ。

 

兎に角私はスローペースな人間だ。

そしてそのスローペースを乱されるとすぐ余裕が無くなるのだ。

普通の人くらいのスピードでも長く続けば余裕が無いに変わるだろう。

 

例を挙げると、

私は高校生の時部活をしていなかった。

バイトはしていたが、土日だけ。

平日は部活をしている人より早く帰れたし、朝も朝練などないので早く行く必要も無い。

ただの高校生だった。

しかし、1年半通ったあたりからだろうか。

遅刻が増えるようになった。

理由は疎らだが、大抵はダラダラしていたからだ。

朝は起きれているのだ。大抵。

朝ごはんも食べて準備をして、

行くぞってなる頃には何故か遅刻の時間なのだ。

まあそこには、この電車に間に合わないからいいかなどという妥協が沢山あってからの遅刻なのだが、この妥協は余裕が無さすぎたことで心が余裕を作りたくて生まれてしまった妥協だろうと考えている。

余裕が無いと自分に甘くなるのだ。

余裕が無いことの沸点が低いと言うよりは、我慢できない人なのかもしれないと今思った。

 

きっと社会人の人達は余裕なくても会社に行かなきゃいけないから我慢して会社に行っているのだろう毎日。

遅刻したい休みたいという妥協を必死に耐えているのかもしれない。