霖雨の森にて、

独り言を、

そうめん

今週のお題「そうめん」

 

私は同居人と地元がそんなに離れていない。

県は跨ぐが同じ県内の反対側に行くほうが遠いくらいの距離しか離れていない。

 

二人で初めての夏を過ごした時、例にもれず暑いのでそうめんを食べようとなった。

材料を買いにスーパーに赴いた際、何故か蜜柑の缶詰を買っているなとは思った。

デザートに食べるのかな、とあまり深く気に留めず、そのまま買い物を済ませ、帰宅。

向こうが作ってくれるというのでお願いしてのほほんと待っていた。

出来たよーと言いながら出てきたそうめんを見たら、なんとびっくり。

そうめんに蜜柑が混ざっていたのだ。

白とオレンジ色のコントラストは爽やかでとても綺麗だったが、そんな組み合わせで食べたことはなかった。

蜜柑は別で食べるのかと思ったがそのままめんつゆにそうめんと蜜柑両方を入れて食べているのを見てまた驚いた。

ええ!合うの!?と思わず聞いてしまった。

食べてみなというので恐る恐る食べてみる、と意外とおいしい。

そうめんの柔らかい触感と、蜜柑の粒がはじける触感はよく合う。しかもめんつゆの塩味の側に寄り添う甘みと蜜柑の甘酸っぱさが手を取り合い、丁度いいハーモニーを生み出していた。

そうめんだけで食べるより爽やかだった。

 

その革命が起きてから、みかんそうめんにハマりつつある。

どこの地域の文化なのかとインターネットで調べてみるとそもそも味に対して賛否両論で、うちの人は恐れず出してくれてよかったと感じた。

 

今日はとても暑かった。

これからどんどん暑くなるだろう。

またみかんそうめんの季節がやってくる。

楽しみだな。